発表会前に特に多い事。それは演奏以前に見栄えの事ばかり考えてしまう事です。これをやるとすごいと思われる的な事ですね。例えば
ペダルを踏む事
速く弾く事
多いのはこれです。要するにこれをやるとすごいと思ってしまう人が多いです。目標を持つ事は大事です。しかし、実は「速く弾くこと」や「ペダルを踏むこと」を急ぎすぎると、かえって「痛い演奏」に見えてしまうことがあるのをご存知でしょうか?
ペダルは「ごまかす道具」ではなく「響きを磨く魔法」
よくあるのが、指が十分に動く前にペダルを使ってしまうケースです。 極端な話
弾けてなくてもペダルだけは入れたい
と思った人。痛い事になるのでまずは弾ける事を目標にしましょう。さて、ペダルを踏むと、音がつながってなんとなく上手に聞こえる気がします。しかし、客席で聴いている人には、音が重なりすぎて「濁った音」として届いてしまいます。
本当に「すごい!」と思われる人は、実はペダルなしでもレガート(なめらか)に弾ける技術を持っています。
あえてペダルを使わずに、指先だけで美しい音を響かせる、これこそが、聴いている人をハッとさせる、ワンランク上の技術なのです。どうしてもペダルを入れたい場合は練習として自分の演奏を録音してみてください。自分では大丈夫だと思っても聞いてるお客さんはそうでもないという事は多々あります。こうして自分の演奏を振り返る事も上達の近道になります。
速い演奏」と「キレのある演奏」の違い
「速く弾ける=上手」と思われがちですが、実は「ただ速いだけ」の演奏は、聴いている側に焦りや不安を与えてしまいます。
プロの演奏が速く、かつ美しく聞こえる理由は、「一音一音の粒がそろっているから」です。
• ゆっくり、深く鍵盤を捉える練習
• リズムの粒を揃える地道な練習
こうした「内容のある練習」を積み重ねた結果として生まれる「キレ」こそが、周囲から「かっこいい!」と賞賛される演奏の正体です。
「急がば回れ」が、一番の近道
背伸びををするのは決して悪いことではありません。しかし単に派手に見せようとする練習は、残念ながら上達のブレーキになってしまうことがあります。基礎を疎かにしてペダルや速さに頼ると、ある段階で壁にぶつかり、結局やり直すことになってしまうからです。
当教室では、「誰が聴いても心地よい、芯のある演奏」を目指しています。まずはペダルなしで、自分の音をよく聴くこと。ゆっくりとしたテンポで、指のコントロールを磨くこと。一見遠回りに見えますが、これが「誰が見てもすごいと言われる演奏」への、一番確実で、一番早いルートです。
まずはペダルなしで、自分の音をよく聴くこと。
ゆっくりとしたテンポで、指のコントロールを磨くこと。
一見遠回りに見えますが、これが「誰が見てもすごいと言われる演奏」への、一番確実で、一番早いルートです。
