以前日経新聞に、「幼少期から手先を使う子と、そうではない子で大きな違いが出る」という興味深い記事がありました。 靴ひもを結ぶ、上着のファスナーを開け閉めするといった、細かく正確な動きを「微細運動能力」と言います。しかし、現代の子どもたちはこの能力が低下しつつあるという調査結果が出ているそうです。
記事によると、これは「読書をしながらページをめくる」といった、手順に従って集中する能力の欠如にも結びついているとのこと。要は、単純作業に対するフラストレーション(もどかしさ)を感じやすくなっているのです。スマホやタブレットは便利ですが、画面を見る時間が増えることで、手先を動かす発達に影響を及ぼしていると言えます。
当教室では、「楽譜を見て、頭に落とし込み、指に伝える」という習慣作りを大切にしています。 逆に、楽譜を見ずに動画で指の動きをマネするだけでは、この「脳から指先への連携」が十分に行われず、音楽の能力もなかなか定着しません。
ピアノで指先を細かく使うことは、微細運動能力の向上に間違いなく役立つ。この記事を読み、その想いを強くした次第です。
日本経済新聞


手先が不器用になる子どもたち、「驚くべき異変」を専門家が危惧 – 日本経済新聞
エイミー・ホーンベック氏は、今の生徒たちの様子に違和感を覚えている。子どもたちは上着のファスナーを開け閉めしたり、本のページをめくったりができない。スプーンすら…
