アニソンやJ-Popなどの歌の曲をピアノレッスンで取り上げない理由

当教室では普段のレッスンでアニソンを取り上げる事はありません。理由はいくつかありますが、一言で言うと「今やるべきことではない」からです。 クラシックの理論を学ぶうちに、ポピュラーピアノは自然と頭で理解できるようになります。その頃には楽譜を読む力もついているので、ポピュラーソングのメロディと伴奏のような構成は、容易に読み解き、弾けるようになっているでしょう。

その他の理由として

音域が限られている


歌の音域はそれほど広くなく、2オクターブが限界です。対してピアノの音域は7オクターブ以上、88鍵あります。これはオーケストラの全楽器をカバーできる広さです。せっかくこれほど広い音域を持つ楽器を弾くのですから、ピアノ本来の機能を活かした曲を身につけた方が良いのではないでしょうか。

アレンジに統一性がない


歌をピアノ用にした楽譜は、誰かしらが編曲(アレンジ)したものです。これは出版社によって担当者が違いますし、原曲の作曲者が編曲しているわけではありません。例えばYOASOBIの曲でも彼ら自身が編曲しているとは限りません。 実際、私自身も歌の曲を弦楽四重奏にアレンジする依頼を受けることがありますが、アレンジャーの技量によって譜面の質はバラバラです。初級・中級といった区分けも出版社が独自に決めているものなので注意が必要です。


原調ではないケースが多い

多くのポピュラー楽譜は、弾きやすさを優先して「ハ長調」や「イ短調」に移調されています。しかしこれでは、他の調を弾く能力が育ちません。
このような理由などがあって教室のレッスンではアニソンなどのピアノレッスンはしていません。

ただし

家で弾くのは大歓迎!

です。

自分で興味を持って弾いてみることは「音楽脳」の形成に大きく貢献します。クラシックで和声を理解していれば、コード理論もすぐに吸収できるはずです。

継続して勉強していけば、ある日を境に、急に譜面を読む力や楽曲の理解が深まる瞬間が必ず訪れます。皆さんもぜひ頑張ってください!

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