生徒さんへ
手のフォームは良くなったけれど、指先がつぶれてしまう生徒さんがいます。意識次第というところも大きいのですが、意識するために役立つ予備練習があります。
鍵盤は押すというよりはつかむイメージで弾きます。つかむ感覚をイメージするために、また指先がつぶれないための予備練習としてバスティンのメソッドから【玉ひもをつかった予備練習】を紹介します。
用意するもの
玉ひも
※手作りする場合
目安として太さ7ミリ前後のひも30~35センチくらい(お子さまが持ちやすい長さで構いません。)
ひもを二重にして通るくらいの穴あきの玉(直径18ミリ前後)
※作り方
ひもを半分に折る。
折ったところに玉の穴を通して端っこを結ぶ。
反対側にも玉を通して端を結ぶ。
※バスティンのホームページのオンラインショップで購入することもできます。
玉ひもを用意できたらトレーニングを始めます。
【練習方法】
🔵指先がつぶれないようにして玉ひもを親指と人差し指の指先でつかむ。10秒かるく引っ張る。
🔵親指と中指での指先でつかむ。10秒引っ張る。
🔵同様に親指と薬指で。
🔵同様に親指と小指で。
たった10秒ずつなのに、この予備練習を行ってから鍵盤を弾くと小さい子も指先に意識が向きます。
先に紹介したお手玉を使った『手のフォームのための予備練習』と併せて、鍵盤奏の前にするのがオススメです。休講中に玉ひものトレーニングを始められた方は、レッスンが再開したらマイ玉ひもを持ってきてくださいね