生徒さんへ
こんにちは。
緊急事態宣言がとうとう出されましたね。生徒さんから、ブログを読んで練習の工夫や、手のフォーム、音符カードの練習をしているとご連絡をいただいています。
今は家にいてできることを探して前に進んで行くしかないのですよね。
教室としては、休講のあいだ少しずつ生徒さんに向けてヒントになることを発信していきたいと思います。
伴奏の和音のつけ方についての質問をいただきました。テキストの曲以外の知っている曲を弾くのは、楽しみでしょう。皆さんで共有していただければと、ここに『5才のリズムとソルフェージュ』から【鍵盤上の練習】を紹介します。
【課題曲】
🔵メリーさんのひつじ🐑 (ミ)
🔵ぶんぶんぶん🐝 (ソ)
🔵おはようのうた (ソ)
🔵かっこう (ソ)
🔵さよなら 👋(ミ)
🔵ちょうちょう 🦋(ソ)
①上記6つの中から歌を知っていて弾きたいと思う曲をひとつ選んでください。ここではメロディーをドレミファソの音域で弾ける、伴奏を和音二つだけで弾ける曲を挙げています。
②右手でメロディーを探り弾きします。( )内は出だしの音です。指使いは間違っていても構いません。音を耳で探り当てるのが目的です。
③『5才のリズムとソルフェージュ』巻末p70の(E)鍵盤上の練習譜例①の和音を左手で弾く練習をします。(譜例①左側=)低いドを5の指で、ソを1の指で同時に弾きます。(譜例①右側=)低いシの音を5の指で、ソを1の指で同時に弾きます。譜例①の和音ふたつを弾く練習を充分に行ってください。
④この二つの和音のどちらかが上記6つの曲のメロディーに合います。どっちが合うかよく音を聴きながら、選んだ曲を弾いてみてください。和音は全音符です。全音符とは一小節伸ばす音符です。4拍子の場合が4拍。「かっこう」と「さよなら」は3拍子ですので、3拍伸ばします。
さらに伴奏アレンジまで進んでいる生徒さんは、譜例②の左手を練習して右手の旋律にあわせてつけるようにできますね。
右手でメロディーを弾きながら、左手の伴奏を与えられた和音からつける練習は、そのときの生徒さんのテキストの進み具合によって課題を与えています。今回はその一例を紹介いたしました。