生徒さんへ
日ごろの練習の様子について、手の形がなかなか難しいというお話を伺いました。生徒さん全体で共有していただければと、バスティンのメソッドから【手のフォームのための予備練習】を紹介します。
用意するもの
大きめのお手玉一つ
※手作りする場合
ポップコーン豆250g(乾燥あずき、大豆も可)
布17×8,5cm 4枚(縫い代5㎜を含む)
※作り方
※バスティンのホームページのオンラインショップで購入することもできます。
大きめのお手玉が用意できたら、トレーニングを始めましょう。
まず、お手玉を机の上に置いて、背筋を伸ばして座ります。肘は上げず、胴との間は拳一個分程度間隔を空けて少し曲げておきます。脇も少し隙間を空けます。
この姿勢が出来たら、お手玉を上から片手ずつ強い力で握る練習をします。一番強い力で握ったとき肩が上がらないように気をつけます。
握ったときにMP関節(指の付け根のゴリゴリ)は出ていますか?親指のMP関節もゴリゴリが出ているか見てくださいね。
ゆっくり握って開く繰り返し練習をします。テンポはグーで3拍伸ばし、パーは1拍くらいが目安です。握って1,2,3、パーという感じでやってみましょう。
(✊ーー✋)
次に、これも片手ずつグー、パーと握って開くのを1セットとして片手ずつ10回続けます。テンポは、教室の3歳さんが1秒で握り、1秒で開けるようになっています。グーのときに1,2,3,4…と10まで数えてください。
(♩=60 ✊✋✊✋✊✋✊✋✊✋✊✋✊✋✊✋✊✋✊✋)
上手に出来るようになったら、音楽に合わせてやってみるのもおススメです。お子様が好きな歌であまり速くない曲をYouTubeなどで流していただけると、拍子打ちの練習も兼ねられますし、飽きずにトレーニングが続けられると思います。
小学校も幼稚園もお休みになってしまって、時間がたっぷりあるときだから、改めて手のフォームを見直す時間をとってみましょう⌚
このトレーニング、3歳のプレピアノさんもやっています。これからピアノを始める予定の弟くん、妹ちゃんも一緒にやってみてくださいね。練習した生徒さんはレッスンが再開したら、マイお手玉を持ってきてください。早くみんなに会いたいです